sahoux

演奏について

演奏は生き変わること。新しく生きる、そのための演奏。
演奏は自分を知ることでもある。

自分が演っている音楽は、お客さんとの関係が一回こっきりになることが多いと思う。もちろん見守り続けてくれるお客さんもいるが、いつも新しいことを演る音楽だから、人間関係の変化を伴う。その日の演奏が立会ってくれる最後になるかも知れないという淵が常にある。だから、その一回こっきりの記憶の中に残っていく、そういう演奏であるべきだ。もう一つ思うのは、マスメディアとかに大きく扱ってもらえるような要素がない、動画配信等で伝わる部分も少ない音楽だから、演奏自体の中に全て持ち込んで進んでいくしかない、ということ。

tamaru
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